この春、入社以来最大の転機が訪れました。6年半携わった朝の情報番組「ドデスカ!」から、夕方の「UP!」の担当になったのです。
担当が変わり一番大変だったのは、生活の時間帯が大きく変わったこと。体は「時差ぼけ状態」で、番組が終わると体はグッタリ。家に帰るとベッドに倒れ込む……。当初はそんな毎日でした。
ですが意外なことに、1週間ほどで体が順応し始めました。これまでは深夜2時過ぎに起きていたので、「夜中に起きてしまうかも……」と心配していたのですが、杞憂(きゆう)に終わり(笑)、朝までぐっすり。今は、新しい生活にも慣れてきました。
朝の番組は「元気と明るさ」がテーマでしたが、夕方は「ホッとできる安心感」がテーマ。地道に努力を重ねられている生産農家さん、伝統工芸を守り続けている職人さん……。勇気がわくような話題をたくさん届けたいと思っています。
また、社会問題にも迫っていきたいです。教員免許を持っており、関心も強い教育問題、働く女性が抱える課題。伝えたい思いを大切にし、特集の企画や提案もどんどんしていくつもりです。
ハードな毎日ではありますが、「見て良かった」と思って頂ける番組がお届けできるよう、全力でがんばります。(鈴木しおりアナウンサー)

先日取材した幻の国産グレープフルーツ!知多半島で栽培されています
※朝日新聞名古屋本社版 2014年4月30日掲載 / メ~テレ・朝日新聞社に無断で転載することを禁じます。